【ツクール・ウディタ】意外とやりがち?プレイヤーにストレスを与えてしまう場所移動イベント2パターン

2020-10-19小ネタ【ツクール・ウディタ】

ウディタやツクールをいじっている方は、マップ内を歩き回るゲームを作る機会が多いのではないでしょうか。今回はウディタ・ツクール製のゲームをプレイしていて気になった例を元に、場所移動イベント作成のコツを書いていきます。

なお、ここではウディタを使って説明していますが、内容はツクールでも再現できるようなものばかりですのでご安心ください。

前の部屋に戻れない

さて、早速このような場所移動イベントを作ってみました。

“Ev"と書かれた四角がマップイベントです。このイベントにキャラクターが触れると隣の部屋に移動します。接触イベントですね。

探索ゲームやRPGでは頻繁に使いますね。
一見、何の問題もなさそうなプログラムですが、ツクール・ウディタ特有のある問題点が隠れているのです。

分かりやすいよう動画にしてみました。上の画像とやや内装が変わっていますが気にしないでください。※少しだけ音が鳴ります

通常の場所移動には何の支障もきたしませんが、プレイヤーが探索の取りこぼしに気付いたときなどの『部屋移動後、すぐに前の部屋へ戻りたくなったとき』この問題が発生します。

目の前にドアがあるのに接触し直さないと移動できないのはあまりにも違和感がありますが、意外とこういったフリーゲームを見かけます。

原因

ツクールやウディタのイベントでは、例えイベントの起動条件が『接触』だとしてもマップ移動による接触の場合は実行されない仕様があるのです。動画のように一度移動して再接触しない限り実行されません。

解決法その1

要はキャラクターがイベントの上に乗らないようにすれば問題ありません。

隣の部屋に戻りたいときも、スムーズに移動できます。

解決法その2

どうしても移動先を変えたくない場合、イベントの位置を変えるという手段が使えます。

ただしマップの端で場所移動させたい場合はイベントが置けないので、私的には前述の方法がおすすめです。

意図しない往復

また動画を用意しました。とりあえず見てみてください。

移動前と移動後のマップの向きが真逆になっているパターン。これも時々見かけます。

キーを長押しすると、同じマップを出たり入ったりしてしまうんですよね。

マップを回転させてしまうのは、制作者側のやむを得ない理由があるためです。
ツクールなどで使われる俯瞰型のマップチップは正面を向いているので、マップを回転させないと使いづらい場面が出てくることもあります。

それでも、この方法を使わない方がプレイヤーのストレスは少なくて済みます。意図しない動作はストレスの元ですから、なるべくマップを回転させなくても大丈夫な方法を考えましょう。

階段の昇り降りでも起こりがち

マップチップはドット絵世界様の素材をお借りしました。

キーを長押しすると、階段を昇り降りしてしまうパターンですね。これを防ぐにはどうすればよいでしょうか。

解決法その1

踊り場を作る。

マップ数はどうしても増えてしまいますが、最も違和感のない解決法です。もし制作されているのがホラーゲームであれば、踊り場にホラー演出を加えればマップを生かすことができます。

解決法その2

こんな方法もあります。

踊り場を一つのマップ上で再現しています。矢印はぴぽや様の『感情・状態アイコン 追加パーツ1』をキャラチップとして使用させていただきました。

移動後の主人公の向きに違和感を与えないためには、画面を真っ暗にしている間に主人公の向きを変えるといった工夫が必要です。

2020/10/19追記:以前までは色調変更を使用する例を挙げていましたが実装にやや手間がかかるため、本日から場所移動コマンドの「トランジション[暗転有り・遅い]」を使う例に変更させていただきました。
なぜわざわざ色調変更を使う例を載せていたのか自分でもよくわかりません。すみませんでした。

少々手間ですが、こうすれば違和感なく移動できるはずです。

マップを変えるのが面倒な場合

解決策……といってよいのかは謎ですが、どうしてもマップデザインを変えたくない場合は移動時にウェイトを加えてやることで、ある程度は誤動作を防ぐことができるはずです。

終わりに

今回例に挙げた現象のほとんどは、プレイヤーさんが操作を繰り返すうちに上手く適応してくださる場合が多いです。しかし、こうした『ちょっとしたこと』にも配慮してゲーム制作ができればより良い作品が仕上がるのではないでしょうか。
ぜひ意識してみてくださいね。